川口市では令和時代のスタンダード、1人1台端末環境の整備として、生徒にタブレットの配布を行っています。

来年度からの新学習指導要領の全面実施では、総則に「情報活用能力の育成を図るため、各学校において、コンピュータや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用するために必要な環境を整え、これらを適切に活用した学習活動の充実を図ることに配慮すること」と明記され、新しい学びの形が求められています。

川口市のタブレットは、マイクロソフトTeamsとの連携により、豊かな学びを子供達に与えます。令和の授業は、鉛筆やノートと並び、タブレットが共に使われ、教具のベストミックスによる学びが図られます。

本校では教員も一人一台端末を活用したZoomによる研修が行われ、その利便性に教員も多くの共感をしているところです。【研修会】先生方も勉強しています

本日の授業は、2年生の音楽の授業です。

各教室には充電用の格納庫と40台が繋がる高速大容量の通信ネットワークが整備されています。

端末のしっかりとした取り扱いも課題の一つですが、生徒達は学びのツールとしてICT機器にとても理解があるように思えます。

こちらは、Teamsによる音楽の授業です。生徒の提出状況や学びは教師に可視化され、個別最適化された学びが与えられます。令和の生徒たちはタイピングも早く、少しのヒントでタブレットを使いこなしていきます。今後は、デジタル教科書などの整備も進み、さらにICT環境が整うでしょう。

日本のICTの利用の調査では、中高生が「学習内」でパソコンなどを使用する比率が世界的にも極端に低くなっています(出典:OECD生徒の学習到達度調査(PISA2018)「ICT活用調査」)。逆にパソコンやスマホなどを娯楽など「学習外」で使用する生徒の比率がとても高いのが現状です。教員もICT 活用指導力の向上、情報モラル教育の推進に努め、令和の社会を生き抜く子供達の育成を図りたいと思います。